亜女子アンケート

「博報堂亜女子会議」が自主調査したアンケート結果をご紹介します

自国の国民性と日本人

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アジアの国民性や文化を理解する上で大切なことは「日本人の価値観で類推しないこと」

亜女子は自分たちの国をどのように見ているのか?
“自国の国民性”について、日本人と比較をしながらその特徴について考察をしてもらった。
日本人については全体的に、“時間に対する正確さや几帳面さ”についての感想がとても多く、食べる時間をも惜しんで働き、仕事が終わってからも更に仕事を見つけ出す・・・日本人特有の姿が浮き彫りになった。


この、時間や労働に対する日本人の“キッチリ感”は、自国にはない日本人の特徴として敬われるものの、“自国の文化には馴染みにくいので、そのまま当てはめないでほしい“という切なる願いともとれる回答が多く寄せられた。またそこからは、日系企業で働く亜女子の日本人上司からの“上から目線”的な空気も伝わってくるように感じられた。

 

また、アジア(海外)の国民性、文化を理解する上で大切なことは、日本人にとっての「AであればB」という常識を前提としないことも必要である。

例えば、日本人なら、「礼儀正しい」なら、「接客態度がいい」だろうと考えがちであるが、ヤンゴンの亜女子は、自国民の良いところを「礼儀正しい」こととする一方で、悪いところを「接客態度が悪い」と答えている。

このように、亜女子から寄せられた自国の国民性に関する回答の多くは、日本人にとっては、一見矛盾する(対立する)ような事柄が混在する結果であった。

海外の文化が理解しにくいことがあるのは、我々の中に「AであればBだろう」との関係式が何の疑いもなく、当然のこととして存在しており、それを海外にもあてはめて考えてしまうところに原因があるのかもしれない。

 

今回の亜女子からの回答を見ていて感じるのは、亜女子達は日本人に比べて、複数の価値観が共存する環境に生きているのだろうということである。ある時はAの価値観で行動し、別のある時はBの価値観で行動する。AとBの価値観は矛盾しているように(少なくとも日本人には)思えても、たぶん、彼女らの中では矛盾していない。それぞれの価値観が、それぞれの場面で自ずと機能している。

 

価値観の多様性(ダイバーシティ)がよく言われる。

それは、自分とは異なる様々な価値観を認めるということだが、単に自国とは違う価値観の存在だけでなく、亜女子における価値観の複雑性(ひとりの中に複数の価値観が同居する)に目を向けることが、スムーズな相互理解につながるのではないかと感じた。

アンケート結果

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